過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」2
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31: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/21(日) 23:54:32.34 ID:czbZYU1J0
頭を抱えムキーッ!! と暴れる白井を無視して、初春と佐天がすぐに再び追及を始めた。
余計に好奇心をくすぐられたらしい。

「垣根さんは御坂さんのお知り合いなんですか?」

以下略



32: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/21(日) 23:55:27.75 ID:czbZYU1J0
乾いた笑みを浮かべる美琴。
佐天は一度エンジンがかかると中々止まれないのだ。
好奇心旺盛な年頃なのである。

「一つだけハッキリさせとくが、俺と御坂は付き合ってなんかいねえからな。何の冗談だよ」
以下略



33: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/21(日) 23:55:56.64 ID:czbZYU1J0
それも揃いも揃って可愛い者ばかり。
これが一般的な男子だったら夢のような状況なのだろうが、あいにく垣根には違ったようだ。

「よく見たら俺ハーレムじゃねえか。別に嬉しくも何ともねえがな」

以下略



34: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/21(日) 23:56:37.97 ID:czbZYU1J0
「アンタ、見たところ俺とタメくらいだろ。
あいつみてえな同世代ならともかく、お前らに興味はねえ」

大事なことなので二回言った垣根に食いついたのは美琴だった。

以下略



35: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/21(日) 23:57:27.78 ID:czbZYU1J0
御坂妹が若干近いが、彼女はあくまで理解があるだけであって美琴ほどにゲコ太にはまってはいない。
白井は今さら言うまでもないだろう。
だが可愛らしくぷくーっと頬を膨らませて拗ねる美琴を見て、白井のスイッチが切り替わる。
風紀委員の白井黒子はログアウトし、変態空間移動系能力者がログインする。

以下略



36: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/21(日) 23:59:01.29 ID:czbZYU1J0
「超能力者舐めんな」

床に倒れている白井をビシッと指差す美琴。
能力を使わなくても自身の貞操を守る術はとっくに習得していた。
シャワーを浴びている時などに突入された場合、水場なので電撃は使えない。
以下略



37: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/21(日) 23:59:42.25 ID:czbZYU1J0
「いつもの発作ですよ。白井さんの持病です」

初春が顔色一つ変えずに言い放つと、倒れていた白井がむくりと起き上がった。
その顔は凶悪に歪んでいる。
子供が見たら泣き出すこと間違いなしだろう。
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38: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/22(月) 00:00:50.24 ID:J75xJjXo0
ふとそのことを思い出した。
駒場と約束した以上、どうしても結果は気になる。
何となく垣根に目をやると、佐天に問い詰められていた。
どうやら佐天は未だに美琴と垣根が付き合っていると思っているらしく、垣根は彼女を捌くのに忙しいようだ。
そんな中で、一瞬垣根と目が合ったが、彼はどうでもよさそうにすぐに目を逸らしてしまった。
以下略



39: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/22(月) 00:01:29.12 ID:J75xJjXo0
「風紀委員も無能力者狩りについては頭悩ませてましたからねー。
みんな凄く協力的なんですよ」

白井から解放された初春が頭をさすりながら付け足す。
初春の頭にある花飾りはとれていないようだ。
以下略



40: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/22(月) 00:02:45.96 ID:J75xJjXo0
そう説明したのは固法。
どうやら無事事はうまくいっているようだ。
駒場との約束は守れたらしい。
何だか他力本願な気がして何とも言えない気持ちになった美琴だったが、自分にこれは風紀委員の仕事だからと言い聞かせる。
風紀委員とは非行に走った能力者を鎮圧するための能力者による組織。
以下略



41: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2012/10/22(月) 00:03:14.41 ID:J75xJjXo0
力が弱いのは仕方ない。それは罪などでは決してない。
弱いなら弱いなりに、やり方はあったはずなのだ。
だが、そこで彼らは暴力に暴力で対処するという選択肢を選んでしまった。

(……その気持ちは分からなくない。けど……)
以下略



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