過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」睦月「その12」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」睦月「その12」【鶴賀】

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61: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/10/22(月) 02:48:33.03 ID:y2BEJ1qN0
～エイスリンちゃんに死ぬまで愛でられる(友情編)～

京太郎「……」

エイスリン「～♪」

何か英語の歌を歌いながら、エイスリンさんは俺のためにご飯を作ってくれている。

……母さんも、父さんも今日に限っていないからなぁ。

折角のホームステイだというのに、二人きりはちょっと味気なさすぎるんじゃないだろうか？

京太郎「……」

エイスリン「～、デキタ！」

京太郎「あ、ありがとうございます」

エイスリン「」ﾌﾙﾌﾙ

エイスリン「キョウタロウ、ワタシ、カゾク！」

京太郎「……だからといって、料理までさせるなんて……」

エイスリン「I like……ジャナイ……エト……リョウリ、スキ！」

京太郎「……ありがとうございます」

エイスリン「」ﾌﾙﾌﾙ

エイスリン「タベテ！」

京太郎「ええ」

コト、と俺の前にお皿が置かれた。

エイスリン「ハンバーグ！」

京太郎「俺の大好物ですよ」

エイスリン「ヨカッタ」

ふふ、と彼女は嬉しそうに笑った。

エイスリン「エト……キョウタロウ」

京太郎「どうしました？」

エイスリン「ン……」

カチャカチャ、と食器を動かしてエイスリンさんは自分の分のハンバーグを切り分けた。

フォークで一つ突き刺して、俺に向ける。

エイスリン「アーン……」

京太郎「……ちょ、ちょっと待ってください」

エイスリン「？」

京太郎「えっと……どこでそれ習ったんですか？」

エイスリン「Umm……ニホン……フツウ……ソウ、スル。サエ、イッテタ！」

京太郎「……塞さんめ」

あの人のことだ、ニヤニヤ笑いながら教えていたことだろう。

そのしたり顔がすぐ頭に浮かぶのがまた悔しい。

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