過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」睦月「その12」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」睦月「その12」【鶴賀】

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63: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/10/22(月) 02:50:43.49 ID:y2BEJ1qN0
エイスリン「……チガウ？」

京太郎「ええと……ですね」

京太郎「こういうことは……その、好きな人同士がやるというか……」

エイスリン「スキ……」

エイスリン「ワタシ、キョウタロウ、スキ！」

京太郎「いや、そういうことじゃなく……」

エイスリン「？」

無邪気にエイスリンさんは首をかしげた。

……ええと、こういうのはライクとラブの違いでいいのだろうか？

エイスリン「キョウタロウ、ワタシ、キライ？」

京太郎「いや……まあ、好きですけど」

……こうして、簡単に自分の感情を表せるのは、他人の感情を聞くのはすごいな、と思ったり。

エイスリン「ジャア、ソウシソウアイ！」

京太郎「……今度は誰から教わったんですか」

エイスリン「クルミ！」

京太郎「……」

あの二人は、あの二人は……っ！

こうして間違えた知識や単語を覚えるたびに、訂正してるのは誰だと思ってるんだよおおおぉぉ……と、こころで叫んだ。

エイスリン「……キョウタロウ」

京太郎「どうしました？」

エイスリン「アーン」

……。

どうやら、エイスリンさんはそれを譲る気は無いらしい。

……ああ、恥ずかしい、と思いつつ。

それを一口食べた。

エイスリン「オイシイ？」

京太郎「……ええ、とっても」

エイスリン「thank you!……ah…………ア、アリガトウ！」

京太郎「……こちらこそ」

京太郎「とっても美味しかったです、ありがとうございます」

エイスリン「～～」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

照れたようにエイスリンさんは頭をかいていた。

でも、とても嬉しそうだった……それはもう、抱きしめたくなるほど。

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