過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」睦月「その12」【鶴賀】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」睦月「その12」【鶴賀】

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854:9個 ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/10/26(金) 00:11:12.01 ID:D3mFHfyO0
京太郎「……あれ？」

睦月「どうしたの？」

京太郎「いや……」

蒲原「……ワハハー」

妹尾「え……あれ、これって……」

ゆみ「……」

ゆみ「……イベントの意味がないな、これは」

苦笑するように加治木先輩は頭をかいた。

やっぱり、このかじゅが加治木先輩で、このかおりんが妹尾先輩で。

……そして、後一人。

『よろしくっす！』

と、元気に叫ぶ人が一人。

ステモさんがそこにはいた。

『……っと、そっちのええと、きょーちゃんさんとかおりんさんは始めましてっすね』

『ステモっす、よろしく！』

元気に、わざわざ俺を知らないふりまでして。

お前は俺の名前を知っているはずなのに。

ゆみ「……早速出会えたか」

京太郎「……前、言っていましたもんね」

ゆみ「ああ……『ステモ』さんの打ち筋には惹かれるものがあるからな」

ゆみ「出来れば入ってほしいんだがな……」

当の本人は乗り気ではない、と。

その乗り気で無い理由を知っているのは俺だけだろうか。

……それとも、蒲原先輩もうすうす気づいているだろうか。

佳織「えっと……そんな強い人なの？」

智美「ワハハ、安心しろ佳織ー。私がついてるぞー」

佳織「……だから心配なんだけどなぁ」

智美「……このくらいじゃ泣かないぞ」

佳織「いや、冗談だよ？」

妹尾先輩達は楽しそうに雑談している。

ゆみ「……」

ゆみ「……どうしようかなぁ」

加治木先輩は頭を抱えてこれからのことを考えていた。

……俺達は。

睦月「それじゃ、頑張ろう、須賀君」

京太郎「……」

睦月「……須賀君？」

京太郎「……あ、ええ、はい、頑張りましょう！」

……こんな調子だった。

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