過去ログ - 【テニヌ】京ちゃんが安価で最強チームを結成するそうです　第2ゲーム【マージャヌ】
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469:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県)[saga]
2012/10/28(日) 02:10:16.57 ID:2N9wtqLco

京太郎「いえスミマセン。ちょっと取り乱しました。大丈夫です、立て直します。
　　　　小瀬川先輩は小瀬川先輩。重力を不倶戴天の敵とする俺の仲間。それだけです」

白望「……スガが納得してるならなんでもいいけど。じゃあそのダンボール持って。帰る」

黒服ズ「お疲れ様っした！」

白望「はいはい……研修先の組に失礼ないようにね」

黒服ズ「オス！」

京太郎「（組って言った！　今きっぱりと組って言った！）ええと、それじゃ行きましょうか小瀬川先輩」

黒服1「おう、兄ちゃん！　お嬢のことよろしく頼むぜ！」

黒服2「なんか困ったことあったら連絡しろよ！」

黒服3「まあ俺らバラすか埋めるか爆破するくらいしか能がねぇんだけどよ！」


ｷﾞｬﾊﾊﾊﾊﾊ


京太郎「ｱﾊﾊﾊﾊその節は是非」

白望「ダル……帰って寝よ」



京太郎「……小瀬川先輩。ちょっと今、先輩に言っておきたいことがあるんスけど」

白望「……手短にね？」

京太郎「先輩のご実家がなにをしていても、俺の信用と信頼は小瀬川先輩個人に預けられていますから」

白望「なに突然」

京太郎「ええと、ですね。ちょっと興味本位や野次馬根性を持ちだしにくい現状があるんですが、
　　　　　須賀京太郎の小瀬川先輩に対する外交方針は善隣友好で依然変わりなく、ということで」

白望「……友達って言いたいの？」

京太郎「小瀬川先輩もそう思ってくれてたら嬉しいですね」

白望「ふーん……まあスガがいいなら、いいんじゃないそういうことで」

京太郎「あざっす……ところでこのダンボールの中身、俺が訊いてもいいもんですか？」

白望「変なところで遠慮するね、スガは。うちの親からの差し入れ。たぶん野菜とか」

京太郎「そ、そうですよね。もちろん信じていました」

白望「信じる？　……ああ、クスリなら使ってないよ？」

京太郎「あ、当たり前ですよ！　俺、そんなこと欠片も思ってませんからね！？」

白望「……んん、そっか。スガ、長野だもんね。クスリ使ってないのも多いよね」

京太郎「むしろ使ってる地区があるのが当たり前のようなおっしゃりよう！？　
　　　　お、俺の地元はそんなところだったんか。コエー、長野コエー」

白望「……変なスガ」



京太郎（それにしても―――）

白望（それにしても―――）




京太郎（まさか小瀬川先輩が広域指定暴力団の組長の娘だったなんて……！　このことは俺の胸にしまっておこう）

白望（土建屋兼解体業の組なんて田舎じゃ珍しくもないと思うのに、スガはなんでいちいち反応してるんだろ？）



『小瀬川白望は怠惰に暮らしたい』　1/4　……　終

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