過去ログ - 始まらなかった世界【魔法少女まどか☆マギカ】
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102: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/24(水) 22:05:36.08 ID:vDfo/g5N0
「…………?」


 そして、あたりを見回しても名前を呼んでも一切反応がないのを確認して、私は気付く。

以下略



103: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/24(水) 22:19:13.43 ID:vDfo/g5N0
 そして、私には別れを告げねばならない相手がまだ残っていた。

 
 ちょっと前までは、何かが間違えば再会することがあったのかもしれない。

以下略



104: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/24(水) 22:24:33.61 ID:vDfo/g5N0
 だから、私は彼女たちに謝罪と別れを告げねばならなかった。



「……ごめんなさい、鹿目さん、巴さん。そして…さようなら」
以下略



105: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/24(水) 22:30:09.16 ID:vDfo/g5N0
「あ、あれ…?」


 その涙は今までに流したことのない涙だった。

以下略



106: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/24(水) 22:40:24.47 ID:vDfo/g5N0
 今日、私は初めて鹿目さんと巴さんの死だけを悔やんで泣くことができたのだ。

 純粋に彼女たちを失って悲しいと、もう二度と会うことができなくて悲しい、と―


以下略



107: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/24(水) 22:43:59.56 ID:vDfo/g5N0
 私が亡き二人に報いるためにできることは限られていた。


(理不尽な悲しみが繰り返される、救いようのない世界だけれど――

以下略



108: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/24(水) 22:46:19.35 ID:vDfo/g5N0
(それを憶えてる。決して忘れたりしない。だから私は――)


 もう一つは、彼女たちに守られた命を無駄にしないこと。

以下略



109: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/24(水) 22:50:39.81 ID:vDfo/g5N0
(これが私の答え……私の決意……)


 何度も逃げて、間違えて、後悔した末のその答えは至極当たり前のものだった。

以下略



110: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/24(水) 22:51:10.54 ID:vDfo/g5N0
 これにて完結となります。
 
 初投稿で至らぬ点も多かったと思いますが、最後まで読んでくださった方ありがとうごさいました。



111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/10/24(水) 22:53:54.44 ID:wzGqGR6l0
乙ですた。
以前は葬儀関係の仕事をしてた身としては、色々考えさせられるお話でした。


112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/10/24(水) 22:55:35.79 ID:W0TtUd2+o
なかなか面白かった。


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