過去ログ - 始まらなかった世界【魔法少女まどか☆マギカ】
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◆/WV6dTMwLXv/
[saga]
2012/10/22(月) 17:21:22.37 ID:gMqyD9490
※ ※ ※
花屋に寄った3人は再び車に乗り、目的地へと向かっていた。
以下略
12
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◆/WV6dTMwLXv/
[saga]
2012/10/22(月) 17:34:52.17 ID:gMqyD9490
「ふんだ、どうせあたしはバカですよーだ」
「いやバカとかじゃなくて集中力の問題……」
そんなことを話しているうちに車は郊外の山道に入っていた。
以下略
13
:
◆/WV6dTMwLXv/
[saga]
2012/10/22(月) 17:39:39.32 ID:gMqyD9490
「そうだったんでしたわね。中3の時でしたから……4年前ですわね」
「そっかー、あれからもう5年も経っちゃったんだー。……そっかぁ」
「……さやかさん」
以下略
14
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◆/WV6dTMwLXv/
[saga]
2012/10/22(月) 17:47:11.79 ID:gMqyD9490
当然のことだろう。4年前の今日の出来事は、5年前の悲劇を思い出さずに語れるものではなかったのだから。
そして、ほむらもまた5年前の今日のことを思い返していた。
きっと死ぬまで忘れることはないであろうあの日のことを。
以下略
15
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◆/WV6dTMwLXv/
[saga]
2012/10/22(月) 18:34:55.32 ID:gMqyD9490
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
〜5年前〜
ほむら視点
雨の降りしきる中、私は冷たくなった鹿目さんの遺体にすがって泣いていた。
以下略
16
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◆/WV6dTMwLXv/
[saga]
2012/10/22(月) 18:42:43.17 ID:gMqyD9490
『……あなたと契約すれば、どんな願いも叶えられるの?』
『そうとも。君にはその資格がありそうだ。教えてごらん。君はどんな祈りで、ソウルジェムを輝かせるのかい?』
私は大切な友達が死んだことが、その命を理不尽に奪っていった魔女が許せなかった。
以下略
17
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◆/WV6dTMwLXv/
[saga]
2012/10/22(月) 18:47:44.74 ID:gMqyD9490
―私は鹿目さんとの出会いをやり直したい。彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい―
そう、言ったつもりだった。
以下略
18
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◆/WV6dTMwLXv/
[saga]
2012/10/22(月) 18:52:05.29 ID:gMqyD9490
『ん…、なんだい?よく聞こえなかったよ、もう一度言ってくれるかい?』
風が吹いたのか、私の声が小さかったのか、キュゥべえには聞こえなかったらしい。
『わ…わた、わた…し…』
以下略
19
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◆/WV6dTMwLXv/
[saga]
2012/10/22(月) 19:05:16.84 ID:gMqyD9490
『わ……わた、し……』
願いの言葉を紡ごうとする度に、歯が震えて音を立てる。
やがて私はその震えが恐怖から来ていることに気が付いた。
以下略
20
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◆/WV6dTMwLXv/
[saga]
2012/10/22(月) 19:12:25.07 ID:gMqyD9490
『あれ……? …あ、れ……?』
叩きつけられ手足をだらりとさせたまま動かなくなった巴さん……
諦めずに魔女に向かっていって無惨なまでにボロボロにされていった鹿目さん……
以下略
21
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◆/WV6dTMwLXv/
[saga]
2012/10/22(月) 19:17:09.38 ID:gMqyD9490
『ひっ……ひぃ…!』
願いを叶えてもらうということは、魔法少女になるということであり、それは魔女との命懸けの戦いの日々を意味している。
足元を見れば、その戦いの果てに死を迎えた少女が倒れていた。
以下略
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