過去ログ - 始まらなかった世界【魔法少女まどか☆マギカ】
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59: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/23(火) 18:24:32.65 ID:9kT/oIIV0
『…知ってた?あいつ演歌とか好きだったんだよ?』
 

 まどかとの距離は縮まらない。

以下略



60: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/23(火) 18:30:02.24 ID:9kT/oIIV0
『ちょっと、引っ込み思案で、臆病で…そのくせ変なところで頑固で…』
 

 ただ蘇ってくる彼女との思い出が、悲しみを呼び起こすだけだった。

以下略



61: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/23(火) 18:32:25.66 ID:9kT/oIIV0
『…ごめん、なさい』


 暁美さんが私に向かって泣きながら謝罪の言葉を口にしたのは。

以下略



62: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/23(火) 18:36:16.39 ID:9kT/oIIV0
 聞けば、彼女はまどかが死ぬところを目の前で見たらしい。

 何でも、自分が動けば助けられたかもしれないのに、恐怖で動けなかったから見殺しにしたようなもの…と彼女は言うのだ。


以下略



63: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/23(火) 18:40:39.09 ID:9kT/oIIV0
 仕方のないことだったのに、暁美さんは自分の無力さを呪って自分が悪いのだと泣いていた。

 
 そんな暁美さんを見ていて、私は自分の中の葛藤がとても小さなものに思えた。

以下略



64: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/23(火) 18:49:32.34 ID:9kT/oIIV0
だから私は涙を拭うと、暁美さんに言った。


『…私、あんたが生きていてくれてよかった』

以下略



65: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/23(火) 18:51:56.73 ID:9kT/oIIV0
『もし、あんたまで死んでたら…友達思いだったまどかはきっと報われなかっただろうから、だから…』


 まどか自身が少しでも満たされていてくれたというのなら、それは私にとっても嬉しいことであって…

以下略



66: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/23(火) 18:56:16.27 ID:9kT/oIIV0

 それから私はほむらとちょくちょく連絡をとるようになり―

 やがて仁美もそこに加わって、私たちはよく3人で会うようになっていった。

以下略



67: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/23(火) 19:01:36.49 ID:9kT/oIIV0
一旦中断します

続きの投下は9時くらいになります

お疲れ様でした


68: ◆/WV6dTMwLXv/[saga]
2012/10/23(火) 21:28:44.82 ID:9kT/oIIV0
投下再開します


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以下略



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