過去ログ - 【安価・コンマ】境界線上のホライゾンTRPG【13】 -SS速報VIP

過去ログ - 【安価・コンマ】境界線上のホライゾンTRPG【13】

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13: ◆2BKUj1MfpU
2012/10/24(水) 00:03:33.96 ID:pb2OQdkso
メアリ「点蔵様に朝ご飯のお弁当を持っていく時に何度か機関部でお見かけしましたし、お話もさせていただきました。
なんでも、お金が必要なんだとか」

アデーレ「そ、それはあれですよ。さっきの第三特務に買ってあげるアクセサリーの――」

メアリ「『アデーレにちゃんとした指輪を買ってやるのに、お金が必要なんだ』彼はそう言ってらっしゃいましたよ？」

アデーレ「え――？」

え？え？どういうことですか？

私の為に？指輪を？買う？

メアリ「女はどんなのが好きか解らないと仰ったので、私や近くに居たマルゴット様などで相談に乗ってあげたんです」

アデーレ「そ、それじゃあ……」

メアリ「えぇ、今日は指輪の下見に行ったんだと思います。アデーレ様にお似合いになりそうな物を探しに」

アデーレ「あ、あ……」

そうとは知らずに私は勝手に……

メアリ「――優しい方なんですね」

アデーレ「……そうなんですよ。優しすぎて、困っちゃいます……」

そんな素振り一つも見せなかったのに、隠れてそんな事をしてるなんて。

本当に、本当に――

「見つけたぞ、アデーレ」

アデーレ「あ……」

彼の優しい声がしました。

「もう暗くなるし、さっさと帰ろうぜ。腹減った。メアリも確保ありがとな」

メアリ「いえ、お互い様ですから」

まったくこの人は……

アデーレ「……バカ」

「おう。呼んだか？」

本当に全く

アデーレ「ばーか」

「なんだよ。一回でいいぞ」

全く全く

アデーレ「バーーーーカ！！！」

「褒めんなよ。照れるだろ」

アデーレ「……ばか」

大好き

「……おう」

終われ

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