過去ログ - 【咲】ハギヨシ「有給休暇もいよいよ」菫「最終日、ですね」
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136
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>>1
◆eu7WYD9S2g
[saga]
2012/10/25(木) 00:23:02.80 ID:0yYDEgFb0
そして、それから2年後。
彼女は淑女の微笑に不敵な微笑みを織り交ぜて、私を叩きのめしにこの舞台まで上がってきた。
以下略
137
:
すぴーどあーっぷ >>1
◆eu7WYD9S2g
[saga]
2012/10/25(木) 00:25:01.97 ID:0yYDEgFb0
だが。
「……とまあ、冗談はさておき」
以下略
138
:
>>1
◆eu7WYD9S2g
[saga]
2012/10/25(木) 00:28:52.34 ID:0yYDEgFb0
「ちょいちょい。二人だけで盛り上がってないで、あたしにも構ってちょーだいな」
とその時、跳ね回るポニーのような陽気な声が耳朶を打った。
以下略
139
:
>>1
◆eu7WYD9S2g
[saga]
2012/10/25(木) 00:31:38.93 ID:0yYDEgFb0
「そんじゃまハギヨシさん。今年も公衆の面前で赤っ恥掻いてもらうかんねー?」
私と咏さんが、テレビカメラの入るような場で、敵同士としてぶつかり合う機会は。
以下略
140
:
>>1
◆eu7WYD9S2g
[saga]
2012/10/25(木) 00:34:30.16 ID:0yYDEgFb0
プロ入り以来最大の鬼門と呼んで差し支えない、この交流戦の時期到来が、私は憂鬱でならなかった。
「どうしてあなた方は、この一戦にそうも身命を賭してらっしゃるのですか……」
以下略
141
:
>>1
◆eu7WYD9S2g
[saga]
2012/10/25(木) 00:38:39.65 ID:0yYDEgFb0
年が明けてすぐ、菫さんとともに長野へ里帰りした。
「あなたの実家は、いついつまでも龍門渕家ですわ。好きな時にお帰りなさい。それと――――おかえりなさい、ハギヨシ」
以下略
142
:
>>1
◆eu7WYD9S2g
[saga]
2012/10/25(木) 00:40:15.58 ID:0yYDEgFb0
「……確かに、代々の萩原家の一族には、墓などという高尚なものはありませんでした」
「え?」
以下略
143
:
>>1
◆eu7WYD9S2g
[saga]
2012/10/25(木) 00:43:39.29 ID:0yYDEgFb0
その墓の様相を、言葉で語る気にはとてもなれなかった。
ただ私は、墓石の前に膝を突いて、目を瞑って、息を細く細く吐いた。
以下略
144
:
>>1
◆eu7WYD9S2g
[saga]
2012/10/25(木) 00:44:57.12 ID:0yYDEgFb0
それでもここまでやってきた。
伝えたい言葉があったから。
会わせたい人がいたから。
以下略
145
:
>>1
◆eu7WYD9S2g
[saga]
2012/10/25(木) 00:48:01.21 ID:0yYDEgFb0
そして月日は流れ、6月。
「萩原君、菫を頼むよ」
以下略
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