過去ログ - 【咲-saki-安価】魔王クエスト〜魔法少女と探偵とくのいちと目立ちたがりの姫君
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143: ◆Rf40X2USO7Yr[saga ]
2012/10/27(土) 18:32:27.55 ID:w38Z8EmAO


 和の父の弁護士事務所がある某市市街の中心地域。

 街燈の下には馬車と人々が行き交い、街角では新聞の売り子が記事の見出しを声を上げて叫び、行く者の注意を引いていた。

 最寄り駅まで列車で、そこからは徒歩でこの地区まで来た和たちは、弁護士事務所の近くの路地で、辺りの様子をうかがっていた。

 すぐに、事務所の近くを、巡査とおぼしき警官が一人、油断なく目を光らせて巡回しているのが目についた。

和「思った通りですね…」

優希「あの警官に事務所を見張ってもらっているのか!」

和「ただの巡回の延長線上にしかすぎないかもしれませんけど、もう病院のほうは現に泥棒に入られているわけですからね」

優希「ふーむ。でも、あのおまわりさんも聞いてもなんか答えてくれそうにはないじぇ…どうするのどちゃん?」

和「そうですね…おや、あれは?」

 見ていると巡回中の警官のところに、中肉中背で帽子をかぶった一人の男が近づいて行った。

 警官はその男を見ると気をつけの姿勢になって敬礼し、男からの質問に答えている。

 どうやら男は警官の上司らしい。しかも和と優希にとっては、見知った顔でもあった。


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