過去ログ - 【咲-saki-安価】魔王クエスト〜魔法少女と探偵とくのいちと目立ちたがりの姫君
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311: ◆Rf40X2USO7Yr[saga ]
2012/11/03(土) 13:15:50.74 ID:hvml9gCAO


※戦闘描写から


 常人とはかけ離れた速度でロッドを振り回してくる誠子の眼は、いつも部活で頼りになる補佐として働いてくれる後輩のそれとは思えなかった。

菫(闇に取り込まれるとはこういうことなのか…だが)

 麻雀を打つ時の研ぎ澄まされた感覚が、誠子の鋭い動きの中にも、一瞬の隙を見つける。

菫「今だ!」

 右手につがえた矢は、狙い過たず誠子の胸目掛けて射ち放たれ、その闇の力を奪い取るはずだった。

 しかし、誠子は菫の予測を越える速さでその一射をかわし、逆にロッドでの打撃を菫の身体に当ててきた。

菫「何!?」

キュゥべえ「今の彼女は身体能力もふつうの人間以上の水準に強化されている!まずは牽制の矢を放って隙を作り、それからもう一度、シャープシュートを当てるんだ!」

菫(一発で決めようとしても、なかなかそうさせてはくれないということか…)

菫「ならば!」

 菫は振り回されるロッドをかわしながら、牽制の一射を誠子に向けて放った。シャープシュートのような力はないが、速い動作から撃たれたその矢が、誠子の動きに一瞬の遅れを作り出す。

菫「そこだ!」

 その間につがえられた二の矢は、今度はシャープシュートの魔力を伴って、闇の力を削ぎ取りながら誠子の胸にまで達した。その一射を受けた誠子は、手からロッドを放して、街路に倒れ込んだ。


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