過去ログ - 【咲-saki-安価】魔王クエスト〜魔法少女と探偵とくのいちと目立ちたがりの姫君
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810: ◆Rf40X2USO7Yr[saga ]
2012/11/14(水) 22:01:00.65 ID:FhQkVtQAO


 街道から少し奥まった森の中の空き地。

 二人の少女が睨み合っていた。

 一人は年の頃は穏乃や憧と同じくらいだろうか、肩くらいまである波うつ褐色の髪で、くのいち装束を身にまとっている。

 もう一人は長い髪を束ねた特徴ある垂れ目の少女で、くのいち装束の少女よりは年上のようだ。身の丈ほどもある長い刀を両手に持ち、相手との間合いをじりじりと詰めていった。

???「煙玉で目をくらませて逃げ出すんやったか…これまでの相手には通用しとったようやけど」

 長い刀の少女が口を開く。

???「一緒にしてもらったら困る、格が違うわ!」ドヤッ

???2「くっ…」

 樹の陰からこの様子を見守るのは、穏乃たち三人。

憧(あの装束は…くのいち?でも、里の人じゃない)

???「恰好から見るに、どっかのくのいちみたいやな」

???2「…」

???「しかもさっき使とった道具…うちらの情報網なめとったらあかんで。南蛮のもんやろ?」

???2「!」

???「聞いとるでー、何でも劔谷に最近、南蛮帰りの腕の立つくのいちが入ったらしいっちゅーのをな」

憧(え…それって)

???「名前は確か…森垣言うたかな」

憧「ふきゅっ!」

穏乃「憧!」ヒソヒソ

セーラ「…どした?」ヒソヒソ

憧「す、すいませんつい…」ヒソヒソ

憧(やっばい変な声出た…!)


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