過去ログ - 【咲-saki-安価】魔王クエスト〜魔法少女と探偵とくのいちと目立ちたがりの姫君
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833: ◆Rf40X2USO7Yr[saga ]
2012/11/16(金) 17:24:49.44 ID:wj0+MP/AO


 阿知賀の里。

やえ「それで、その千里山の僧兵に助太刀し、摂津に行くのを見送って別れたと申すのだな」

穏乃「はい!」

憧「まずかったかな?」

やえ「…今回の仕事は私の依頼だから、影響は少ないとは言うものの…仕事ぶりとしてはニワカだな。とうてい一人前のくのいちとは言えんぞ」

穏乃「えーっ、そんな…」

やえ「そもそも、その僧兵にくのいちだと見破られていることがまずおかしい。おおかた、目標の森垣を前にして、不用意に驚いたりしたのではないか?」

憧「それは…うん。でも、それだけでくのいちって分かるものなの?」

やえ「それから、見知らぬ人に命を狙われているという事情もまずいな」

穏乃「どうしてですか?」

やえ「当の僧兵もお前たちにとっては初対面の者ではないか。信用できるかどうか分かったものではないのに、護衛を頼むというのもおかしな話だ」

憧「うう…でも、命を狙っている相手とは別人だから…」

やえ「買収されないとも限るまい。恐らくその僧兵は、阿知賀という土地柄からして、お前たちが最初からくのいちと関わりのある者と疑っていたのではないかな」

穏乃「それだけの理由で?」

やえ「まだあるぞ。戦闘の音が聞こえた時はどうだ?お前たちは本来なら、命を狙われている身のはず。間違ってもそんな場所に近づこうとはしないだろうに、うっかり着いて行ってしまった」

憧「それは読者には関係ない話だと思うんだけど…」

穏乃(読者?)


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