過去ログ - 【咲-saki-安価】魔王クエスト〜魔法少女と探偵とくのいちと目立ちたがりの姫君
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860: ◆Rf40X2USO7Yr[saga ]
2012/11/20(火) 07:04:57.54 ID:UhreRrvAO


 「松実」で一晩を過ごした穏乃と憧の二人は、翌朝、旅籠の食事のご相伴にあずかった後、姉妹に見送られながら、やえの待つ里長の屋敷へと向かった。

 二人が着いた時、やえは奥の座敷の縁側から中庭に立ち、目を閉じて物思いにふけっているところだった。

やえ「来たな、二人とも。まあ楽にしてくれ」

穏乃「はい、師匠!」

憧「じゃ、座らせてもらうね」

やえ「…昨夜、姫松城に潜入させていた者から知らせがあった。赤阪の爆弾開発は、どうやら失敗したようだな」

憧「そうなんだ…」

やえ「お前たちが受ける任務はだいたい、依頼主にとっては是非ともやりとげたい仕事ばかりだから、この里だけに頼んでいるとは限らない」

やえ「姫松城の爆弾開発の調査は、劔谷の者たちも請け負っていたようだな。赤阪の領国でお前たちの会った森垣が、その任務についていたというわけだ」

穏乃「えーっと、それってつまり…」

憧「私たちの受けなかった任務を、劔谷の森垣がやっていて、たまたまそこに私たちが鉢合わせしたってことよ」

やえ「報告によると、赤阪は末原に命じて、家臣の上重に人体改造を施し、爆弾を作ろうとしていたようだが…不発弾しかできないことが分かって、直前で中止したらしい」


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