過去ログ - 「パネェっす!上条さん」
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191:第SS巻[sage saga]
2012/11/20(火) 21:22:39.17 ID:iiDX0EbDO

〜とある路地裏〜

一方通行は助手席のドアを開けると現代的なデザインの杖を地面について、やや薄汚れた路上へ靴をつける。

後ろから声が聞こえた

『指示通り、20分後に回収に来ますんで』

一方「任せろ、路地裏のゴミ共を残さず綺麗に掃除してやンよォ!!」

一方通行は振り返らずに、小さく笑ってそう答えた。背後から収集車が走り去る。そちらを無視して、彼は路地の入り口に立つと

一方(警備ロボット対策か、こンなンぶっ刺してたらロボットがお掃除出来ねェだろォが!)

入り口から1メートル奥の路面までびっしり刺さってあった無数の鉄杭は、地面を蹴って、ベクトル操作で一気に引っこ抜いた

一方「さて」

行くか、と思った所で携帯電話が鳴った。

一方「センパイか」ピッ

土御門『そろそろ初陣だと思ってな。仕事を始める前に、お前に忠告しておく事がある』

一方「内容は何だよ、センパイ」

土御門『オレ達の事を信じるな』

土御門『オレにしてもお前にしても、「グループ」のメンバーは存在が表に出ただけで問題になるような連中ばかりだ。そういう人間を選んで作られた「グループ」に抜け穴はないぞ』

一方(簡単には辞めれねェってことか?)

一方「用件はそれだけか」

土御門『そうだな、それだけだ。早い所終わらせて帰って来い。結標の方も、そろそろ仕事始めてるだろうしな』

一方「ハァ?」

いやーー!! と。

細い細い路地の向こうから、甲高い声が響き渡ってきた


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