207:第14巻[sage saga]
2012/11/27(火) 23:07:53.91 ID:bnIlX55DO
〜処刑(ロンドン)塔〜
処刑塔はイギリスの観光名所としても知らされている
かつては囚人達の末路として知られ、この門をくぐった者は生きて出る事はできないとまで言われた血と拷問と断頭刑の施設だった
ステイル「……、相変わらず、重苦しい空気だ」
すると、ステイルの隣を歩いている少女が声をかけてきた
アニェーゼ「あの、尋問対象あの二人という事ですけど……、しゃべると思ってんですか? あの神職貴族達が」
ステイル「ま、その辺も含めてイギリス流のやり方を見学させてあげようという訳だ。君の部隊一人一人にレクチャーするのも面倒だし、後の事はそちらに任せるけどさ」
軽口を叩くステイルは、一つの扉の前で立ち止まった。
ノックもせずに開けると、その先にあるのは3メートル四方の、とても狭い小部屋だった。
固定されたテーブルを挟んで床に直接ボルトで固定された椅子が二つずつ設置されている
向かって右側の椅子には、大きなクッションがついている。
対して、左側の椅子には肘掛けの部分にベルトや金具があり、人間の腕を固定できるように作られている
そして左側の二脚には二人の人間が拘束されていた
リドヴィア「……」
ビアージオ「……」
ステイルは面倒臭そうな調子で声を放ち、右側の椅子に座った
その時!!
ステイル「こちらが聞きたいこ」
ぶうっ!! とステイルから爆発音が響いた
アニェーゼ「!!!」
そう、ステイルは屁をこいたのだ!!
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