268:第15巻[sage saga]
2012/12/05(水) 21:25:45.25 ID:+U7oZBEDO
――
佐天「はあぁぁぁ!!」
コンクリートの地面を思い切り蹴って真っすぐ突っ込む佐天に対し、翼で空気を叩いた垣根は真横へ飛んだ
一息に数十メートルも突き進んで大通りの中央分離帯の上に着地した垣根に対し、佐天は腕を振って金属バットを物凄い勢いでぶん投げた
垣根「ッ!!」
器用に翼を動かしてこれを垣根が避けた所で、
カツッという音を彼は聞いた。見れば、垣根の立つ中央分離帯のすぐ横の路面へ、初春飾利が足を乗せた所だった
初春「もらいました!」
初春は勢い良く垣根帝督の懐へ飛び込んで右拳を突き出す!
垣根はニヤリと笑い
垣根「絶対防御! 垣根ルシファーデスウイングシーールド!!」
そうしながら、彼は翼を使って身を守った。初春の右拳が翼に突き刺さると同時、自ら翼の一枚を無数の羽に変換してばら撒く事で、衝撃が自分自身の体へ伝わるのを阻害する。
初春「くっ!!」スタッ
垣根「ふっ俺の未元物質に…常識は通用しねえ」ドヤァァァァァァ!!!
轟!! という風の唸りと共に、キメゼリフにキメポーズを完璧にキメた垣根帝督の背中から再び6枚の翼が生えた
物理法則を無視し、まるで異世界から直接引きずり出してきたような白い翼に、しかし二人の少女は少しも動じない
佐天「おっけー。その未元物質、初春の花飾りと一緒に庭へ埋めてあげますよ」ブン!ブン!
初春(常識が通用しない人か……白井さんと佐天さんみたいな人って事かな)
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