過去ログ - 「パネェっす!上条さん」
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295:第16巻[sage saga]
2012/12/15(土) 22:35:15.56 ID:+K/9mVCDO

〜第22学区・鉄橋〜

五和(う……)

五和の意識は少しだけ断絶していた

滲むように戻った意識は、まず始めに鉄臭い匂いを感じ取った。次に痛み、頭の芯がそれを知覚した途端、全身から津波のように激痛が押し寄せた。

そして意外にも普段最も頼っているはずの視覚や聴覚が一番遅くにやってくる

『傭兵の流儀傭兵の流儀傭兵の流儀傭兵の流儀傭兵の流儀――』ゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴン

薄暗い闇。……肉が潰れ……骨が砕ける音

五和「ッ!?」

ようやく状況を思い出した五和は慌てて手をついて起き上がろうとする

そこでぬるりとしたものを掌に感じた

『傭兵の流儀傭兵の流儀傭兵の流儀傭兵の流儀傭兵の流儀――』ゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴン

鮮血…これは誰のものだ、と考えようとして、意識は即座に否定しようとした

考えるまでもなかった

上条当麻だ。

五和「ぁ……ぁ……」

五和はカタカタと肩を小刻みに震わせ、ゆっくりと、ただゆっくりと自分の顔を上げる

目の前に立っている少年はぐったりと手足の力が抜けていた。顔は赤く染まっていおり、瞳は開いてるとも閉じているとも取れない


生きているのか、死んでいるのか


それすらも分からなかった


アックア『傭兵の流儀傭兵の流儀傭兵の流儀傭兵の流儀傭兵の流儀!!』ゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴン!!


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