過去ログ - 「パネェっす!上条さん」
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301:第16巻[sage saga]
2012/12/15(土) 22:43:11.46 ID:+K/9mVCDO

〜第22学区・鉄橋〜

五和「上条さん! 上条さん!!」

上条「…い……つ…わ…」

上条が目を覚ますと、目の前に涙を流す五和の顔があった

五和「上条さん!!」

側には、おしぼりやサイフなどの日用品が散らばっていた。どうやら日用品を使った回復魔術を使用してくれたらしい

上条「……ありがとう、五和…………お前の回復魔術のおかげで、ちょっと元気出たよ」ニコ

上条が木原数多と視線を交わすと、軽く頷き、上条を起き上がらせた。瞬間、木原と、その近くにいた魔女狩りの王が姿を消す

上条「!? おっ、と…」

右足が折れているため左足に体重をかけ、なんとかバランスを取った

五和「!? 何…やっているんですか…早く逃げ」

五和の声を遮るタイミングで、ドッパァァン!! と巨大な物体が川に落下し、数十メートルほどの水の柱が立ち上がった

五和「!!!」

上条「………」

そして、上空から道路へ着地した一つの影

アックア「覚悟は出来たかね」

五和「アッ…クア!!!」

五和は歯を食いしばり、限界に近い体を強引に起き上がらせる。しかし、両手に持つ海軍用船上槍の切っ先がふらふら揺れて安定しない

それでも切っ先を明確にアックアへ突き付けた

死地へ挑む者が放つ、ただ純粋な宣戦布告

五和の中に残されたわずかな力が、一カ所へと集約されていく!

……そんな五和の肩に、そっと手が置かれた


上条「サンキュな、五和」


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