過去ログ - 「パネェっす!上条さん」
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31:第三巻[sage saga]
2012/10/25(木) 21:09:50.76 ID:KA8xofyDO

〜とある鉄橋〜


御坂「や、めて」


ふるふる、と。御坂は首を横に振って、泣きそうな子供のように呟いた。


御坂「やめて、よ」


もう少年には立ち上がって欲しくなかった。生きているなら、そのまま気絶してくれれば良いのだ。

あの少年が御坂を諦めてくれれば、もう誰も傷つかないのに…

あの少年が御坂に失望してくれれば、苦痛から解放されるのに…

上条「……」グググ

…少年は立ち上がった

御坂「ああ、」ガタガタ


きっと、あの少年はもう止まらない。その心臓が動く限り、絶対に諦めない。

ならば、もう殺るしかない

御坂は掌でゆっくりと狙いを定めて…雷撃の槍を…

上条「…」ニコ

御坂「!!!」

…放てなかった


御坂「ダメ…撃てない…。私の心の中にある発電所がストライキを起こして…もう、アンタに送電できない」スッ

御坂「私は…停電…計画停電よぉ…」グス


上条「……」

ギュッ!

御坂「ふにゃ!!」///

上条「そのストライキを…解決する方法が解ったんだ」

御坂「!?」

上条「待ってろ……俺が必ず、お前の発電所に太陽光を送ってやるからな」ニコ

御坂「馬鹿……私の心は火力発電所よ」///


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