過去ログ - 「パネェっす!上条さん」
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313:第16話[sage saga]
2012/12/27(木) 21:35:28.46 ID:DJpQOnGDO

〜1時間後〜

手術室から出てきたストレッチャーが、再び集中治療室へ戻っていくと。手術室から若い男の医者がこちらに歩いてきた

建宮「……、先生」

医者「……」

医者は俯き、軽く首を横に振った

そして彼等に告げる…最悪な宣告

医者「医者としてあらゆる手を尽くしましたが……おそらく、もってあと数時間かと……」

建宮「……」ギリ

対馬「そ……んな」

愕然とする天草式の面々

そして打ち砕かれた自分達の信念。中には膝が折れ、顔を両手で覆う者や、悲しみに涙を流す者もいた

五和「……」スッ

対馬「!? ちょっと、どこへ行く気なの五和!」

対馬が、静かに立ち上がりこの場を去ろうとした五和の肩を掴む

……、掴んだその小さな肩は、小刻みに震えていた

五和「離…して…下さい」ボソ

対馬「離さないわよ…今の状態のアンタを放っておけるワケないでしょ!」

五和「……私、守るって……そう言って。槍だって、魔術だって……何の役にも、立たなかったのに……ありがとうって、言ってくれて……。立ち去るアックアに一矢報いる事もできなかったのに……」

ボタボタ、という音が聞こえる。

それは涙かもしれないし、握り締めた掌から血がこぼれているのかもしれない

五和「私なんて死んだほうがいいんですよ……あの人の何の役にも立てなかった…私……なんて!!」ギリギリ

すると、対馬の肩に手が置かれた

建宮「退け」


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