74:第6話[sage saga]
2012/11/05(月) 14:38:19.89 ID:LrY6hJdDO
〜とある路上〜
ベキベキゴキゴキ!と
何か不気味な音が大きく響き渡る
それは、白井の足首の骨が噛み砕かれた音…ではない!
それは、何者かが『腕』を切断した音だった!
エツァリ「…フフフ」キラッ
白井(な……、え……?)
急に枷が外れて、彼女の体は思わず後ろへ転がった
手首を切断された腕は、もはや地面に生えたゴミ山の塔と化していた。そしてその『塔』は自ら倒壊するように
白井「!! しまっ」
白井黒子に向かって思い切り殴りかかろうとする。
その時…白井の真横でキン、という小さな金属音。
「ふむ、昼間から拘束の弦……畳み掛けて掌打の弦とは…、うらや…許せん」
闇咲「掌打の弦!」カシン
轟!!!
その異名、『悪魔に出逢い拘束された闇の徒花』の所以となった原因の一撃が、解き放たれた!!
音速の三倍の速さには程遠いが、まぁ結構凄い風が『塔』の中心に突き刺さり、あまりの衝撃に『塔』は折れ、繋がっていた頭部を巻き込み、粉々に吹き飛んでしまった。
エツァリ「フフフ、お見事です。『タートル・シェル・バインダー闇咲』…その異名は、伊達じゃありませんね」パチパチ
闇咲「ふむ、当然の弦だ『アステカ仮面』」
黒子「…」
闇咲「少女よ、危機は去った。もう…安心の弦」ニコ
この後、風紀委員白井の手により二人の犯罪者は再び逮捕された
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