過去ログ - キモオタ「『男「付き合ってください!」女「突き合うなんて無理よ!」』……っと」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/10/26(金) 21:49:34.29 ID:xD/j+bvIO
キモオタ「……?」

キモオタ「いい一日……違うな」

キモオタ「……いろいろあっただけだ。決して良かったことばかりじゃない」

キモオタ「……いろいろっつっても、結局普通だけどな。普通」

キモオタ「うん……しかし、あれだな。こうして見るとあれだな、人生はクソだな。クソSSだ」

キモオタ「こんなくだらない……うん、普通のやつが主人公だなんて、紛れもないクソSSだ。一日の間に特に何かが起こるわけでもなし」

キモオタ「自分でも……『これから咲き、絶対になにか起こるはずだ。劇的ななにかが……』って思うんだけどさ」

キモオタ「結局なんにも起こらないんだよ。奇跡も悪夢も偶然もない。ほんとにな」

キモオタ「ははは、だからまあ、こんな俺が……主人公だなんて信じられんし、これがSSだなんて信じられんだろうが」

キモオタ「まあ、全部ほんとなわけですよ」

キモオタ「……これから先、どうとでも素晴らしい展開にできるって思うでしょ?でも違うんだな。そうじゃないやつもいる」

キモオタ「だから、これを読んだ人は、たぶん偉人の伝記を読むつもりで来たのにどうでもいい馬鹿女の独白を読まされたときと同じような気持ちになったはずだ」

キモオタ「『なんだこいつは?』『まるで面白みのない……単なるニートの一日……それもかなり大雑把なものではないか』」

キモオタ「ちくしょう、騙しやがってと思うだろ?でもな、違うんだよ。騙してなんかいないの。本当にこうした人生があるから……それを淡々とSSにしただけだ」

キモオタ「他の淡々と驚愕の事実とあり得ない奇跡と信じられない悪夢を綴って行くSSとなんら変わらない……ひとつの物語だ」

キモオタ「まあ、それらと違ってこいつはクソつまらんだろうが」

キモオタ「……そういうSSや人生があるってことを知って欲しかっただけだ」

キモオタ「言葉にしてみれば本当に大したこっちゃないな」

キモオタ「でもそれが俺の人生だよ。ハハハ」

キモオタ「クソだ!つまらない!他人から見てもつまらない!自分から見てもつまらない!どこに面白みがあるってんだ!!ええ!?」

キモオタ「……なんてな」

キモオタ「俺の人生がSSとか……馬鹿なこと叫んでないで帰ろ」

キモオタ「しかし腹減ったな……そういやまだなにも食ってなかったっけ」

キモオタ「久々に運動したから疲れた……うー寒っ」

キモオタ「飯食って……SS書いて……」ブツブツ

キモオタ「あと……あと……」ブツブツ

キモオタ「……あと……」ブツブツ

キモオタ「これからを……どうするか……」ブツブツ

キモオタ「わからない……」ブツブツ

キモオタ「……これがあれか」ブツブツ

キモオタ「……しみ……は……からだ!……」ブツブツ

キモオタ「……」ブツブツ

キモオタ「」ブツブツ

ブツブツ

キモオタの独り言は彼が遠くへと離れて行きその声が聞こえなくなり姿が見えなくなっても続く。
頑張れキモオタ。
お前の人生はあと49年という設定にしてある。
それまで頑張れ。頑張れ。頑張れ。




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