過去ログ - キモオタ「『男「付き合ってください!」女「突き合うなんて無理よ!」』……っと」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/10/26(金) 18:49:14.21 ID:xD/j+bvIO
キモオタ「……?なんだよ母さん」

母「あんたにね、ちょっと話があるのよ」

キモオタ「なんだよ突然……っていうかさ、さっきみたいに宅配業者に向かっていちいちペコペコ謝ったりすんのやめてよ。あの人困惑してたじゃん」

母「あんたがあまりにも遅いからでしょ……あの人も相当いらいらしてたわよ」

キモオタ「それでもそういう仕事なんだから仕方ないだろ。それにさ、俺はもう子供じゃないんだよ。そういう保護者みたいなの、やめてくれよ」

母「……キモオタ、そこに座りなさい」

キモオタ「だからさー……なんだ、話って」

母「あんたね、さっき自分はもう子供じゃないって言ってたわね」

キモオタ「そうだけど……なんだよ。子供じゃねーじゃん」

母「違うわ。あんたは大人じゃないのよ。それに気づいていないだけ」

キモオタ「はあ?なに言ってんだ?二十歳超えたら大人だろ。酒もタバコも二十歳からだよ」

母「そうじゃないの。大人っていうのはね、あんたの思っているのとは全然違う。たかだか宅配便が届いたぐらいで情けないぐらいに動揺したりしないし、平日の昼間から寝っ転がってパソコンやってたりしないのよ」

キモオタ「……慌ててただけだっつってるだろ。さっきのは遅れてただけで……」

母「じゃあなんで遅れたの?それはあんたが物事に柔軟に対応する力を身につけていないからじゃないの。いえ、もっと言えば、毎日ゴロゴロしてばかりで玄関の対応も人任せにしているような生活を送っているからよ」

キモオタ「はあ?柔軟ってなんだよ。服をするっと着るのが柔軟なのかよ」

母「いい?大人はこんな時間帯に下着だけでパソコンをやってないし、自室で長々と独り言を呟いたりしない。いつまでも現実逃避ばかりしていられないのよ」

キモオタ「……なんなんだよ、意味わかんねえ。もう届いた漫画読みたいし部屋戻るね」

母「キモオタ!!座りなさい!!」

キモオタ「」ビクッ

母「あんたこんな生活がいつまで続くと思ってるの……!?高校生の妹に馬鹿にされて、年老いた母親の話もまともに耳を貸さず、なにも変わろうとしない……そんなんで生きていけると思ってんの!!?」

キモオタ「……るっせえな。俺だって自分なりにいろいろ頑張ってんだよ。ネットで仕事探してるっつったろ」

母「あんたその前は小説を書いてなんたらとかい賞に送るとか言ってたじゃないの!!あれだって結局なにも完成できなかったんでしょ!?」

キモオタ「あれはもう応募締め切りが近づいてて……」

母「そんなんじゃ駄目だって言ってるのよ!締め切りも時間も、あんたを待ってくれるものなんてこの世には一つもないのよ!自分で歩くしかないのよ!」

キモオタ「……」スタスタ

母「キモオタ!!待ちなさい!!」

ガチャン

母「………キモオタ……」


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