過去ログ - 美希「ホンキのミキを見せてあげる!! 」
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56:1 ◆I2jlM7s7F6[saga]
2012/11/03(土) 00:09:26.97 ID:94Fau/080


「親友の定義や人間関係は人それぞれですので、美希やわたくし達の関係が全てとは言いません。水瀬家の
 事情もあるでしょう。しかしこの問題を、貴女ひとりで解決しようとするのは間違いです」

 貴音はちょっとだけ悲しそうな目で、でもとっても優しい声でデコちゃんに言った。あ、なんだかこの話し方、
初めて貴音に会った日の喫茶店で聞いた気がする。

「美希はやよいの手助けをする為に本気になって考えて、自分を負かしたわたくしと響に協力を仰ぎました。
 彼女は自らのぷらいどを捨ててまで、わたくし達に頭を下げたのです。その心の中には大きな葛藤があった
 でしょう。わたくしと響はその姿に心を打たれ、彼女に手を貸すことにしたのです」

 いや、そんな大げさなものなかったケド。やよいの事を一番に考えたら、それがいいかな〜って考えただけで。
まあちょっとはイヤだな〜って思ったけどね。

「経済的には恵まれていないかもしれませんが、やよいは自らの事を決して不幸だと思っておりません。彼女は
 貴女が考えているより強く、そして幸福です。本気になってよく考えて、やよいをひとりの自立した人間と
 して確と見れば、貴女も彼女に何が出来るのか答えが見えてくるはずですよ」

 貴音はそれだけ言うと、デコちゃんの横を通って執事さんにお辞儀をして、さっさと行っちゃったの。
え、もういいの?響があわてて貴音を追いかける。ミキも早く追いかけないと!

「あ、デコちゃん。ミキもよくわかんないんだけど、自分がホンキになるには誰かのためにホンキになったら
 いいみたいだよ。デコちゃんもガンバってね!」

 デコちゃんの横を通り過ぎる時に、ミキはアドバイスをしてあげた。そしたらデコちゃんにまたにらまれ
ちゃった。おおコワッ、とっととテッタイするの。執事さんもガンバってね!





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