過去ログ - 美希「ホンキのミキを見せてあげる!! 」
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8:1 ◆I2jlM7s7F6[saga sage]
2012/10/26(金) 21:19:44.68 ID:EzlW5vRR0


***


「あ〜っ!く〜や〜し〜い〜!こうなったらヤケ食いしてやるの!」

 オーディションも終わったし、今日くらいいいよね。ミキ元々好きなだけ食べてもあまり太らないし、デカい
パフェでも思いっきり食べてやるの!

「あ、ちょうどいいところにバケツパフェがあるの。あれにチャレンジしよっと!」

 駅前の喫茶店でバケツパフェを見つけて、ミキはルンルンで店に入った。女の子は甘いものならいくらでも
食べられるんだよ。


「おや。奇遇ですね星井美希」


「げ……」


 店に入ると、後ろからいきなり声をかけられたの。誰かと思ってふり向いたら、頭にティアラを載せたまま
の四条貴音が、バケツパフェを3つ並べて食べてた。そのまま回れ右して帰りたくなったけど、すぐに呼び
止められちゃった。

「お待ちください。折角ですし少しお話でもしませんか。ぱふぇも美味ですよ」

 正直食欲なくしたし話すこともないけど、ここで帰ったら逃げたみたいでイヤだったから、仕方なく座る
ことにしたの。

「何の用かな。ミキこれでも忙しいんだけど」

「ふふ、お時間はとらせません。すみません、紅茶をふたつ」

 ウェイターのお兄さんに注文して、四条貴音は口元を拭いた。あれ?いつの間にぜんぶ食べたの?さっきの
オーディションって大食い選手権だったっけ?とにかく相手のペースに引きずられてはダメ。このコは油断
ならないの。そのためにもミキがしなくちゃいけないことは……

「そのひとつに砂糖とミルクをたっぷり入れて。あま〜くしてねお兄さん♪」

 ウインクもサービスしてあげる♪ウェイターのお兄さんは顔を赤くしてカウンターに帰って行った。
ふふん♪ どう?これで女子力はミキの勝ちなの。

 目の前では四条貴音がニコニコ笑ってる。いつまでその余裕が続くかな。さあ覚悟するの四条貴音、女の戦い
第二ラウンドスタートだよ!




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