過去ログ -          SUPERNATURAL
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/11/04(日) 18:27:56.38 ID:ENjmA6rV0
窓際にはベビーベッドが置かれている。これはディーンが赤ちゃんの頃に使っていたもので、毛布やシーツもやはり元はディーンのものだ。
服、おもちゃなどもほとんど兄の使っていたものを使い回している。
ただベッドの上にある木とぬいぐるみで出来た可愛らしいモビールは父親のジョンが気に入って買ってきてしまったものだ。
子供のおもちゃとしては高価なものだったが、風に吹かれてゆったりと動くモビールをサムは飽きることなく見つめてキャッキャッと笑うので
決して高い買い物ではなかった。
母親のメアリーがサムの部屋にやってきた。一言でいうならメアリーは美人だった。余計な形容詞のいらない正統派の美女でジョンの自慢の妻
であり、ディーンの自慢のママだった。
プラチナブロンドの髪に六ヶ月前に出産したとは思えないスリムな体つき、授乳することで自然に体重が落ちるタイプだった。
すらりと伸びた足。とはいえ、決してお高くとまった美人ではない。むしろその逆で、母親となってからはジーンズにTシャツが定番だし、髪は
無造作に後ろで束ねただけ、化粧もほとんどしていない。
それでもなお美しいのは天質もあるが、なにより彼女がいつもはつらつとしているからだろう。
メアリーはジョークが好きで自分でもかなりきわどいジョークを口にするし、ジョークを聞けば大きく口を開けて豪快に笑う。
彼女がいればその場が華やいだ。
彼女の手をしっかりと握っているパジャマ姿の男の子がディーンだ。目と鼻は母親ゆずりの美しい形をしているが、しっかりとした輪郭とキュッと結んだ唇は父親似だ。まだ幼いながらも整った顔だちはいかにも腕白そうであると同時に将来は女性達を夢中にさせるだろうと予想された



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