過去ログ - 【咲】京太郎「いざ、白糸台高校へ」PART31【安価】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲】京太郎「いざ、白糸台高校へ」PART31【安価】

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222: ◆VKI0t6RCNA[saga]
2012/10/31(水) 18:16:14.93 ID:ImtLop8Oo
今日もまた、彼女は一人家にいる。

かつて学生時代にしていたように、携帯電話で音声を聞きながら、家事をこなしていく。

夕食の支度も整え、やる事が大方なくなった彼女が向かうのは、玄関だ。

フローリングの床にぺたりと座りこむ。いつ彼が帰ってきても良いように。

淡「……はぁ、遅いな」

玄関の置時計は、18時を少し回った所だ。

彼の帰宅は大抵20時ほどである。

寂しさを紛らわすために、一度リビングへと戻った。

点けっぱなしのテレビでは、血液型占いがやっている。

あまり占いを信じていない淡だが、他にめぼしい番組もないので、暇つぶしにそれを見ることにする。

淡「Ｏ型……きょーたろー1位かぁ」

淡「……。私のＡＢ型最下位。つまんないの」

やっぱり信心なしに見るものじゃない。頭を振りながら、適当にチャンネルをかえていく。

どれも楽しい内容はない。

やれ政治家がスキャンダルを起こしただの、やれどこの野球球団が勝っただの、宅配業者に扮した強盗がどうだの。淡にはてんで興味のない話題ばっかりだ。

ふと、玄関の呼び鈴が鳴った。

淡「きょーたろーかなっ」

嬉しさでもって立ち上がる。

淡「呼び鈴なんて珍しいなぁ。あんまり鳴らさないけど」

淡「きょーたろー」

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