過去ログ - 唯「1日遅れのハロウィンマジック」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)
2012/11/01(木) 22:17:36.54 ID:WaI6xSPDo

その光景はすごく懐かしいものだった。
今はもちろんあの時でさえ。
なんでかなあ。
その場所に行った時はわたしはまだ小学生1、2年生くらいで懐かしさなんていう感覚には馴染みがなくてよくわからなかったんだけど、今思えばそれは懐かしさ以外のなにものでもなかったんだ。
いろんな記憶が詰まった箱の中から、シロップみたいに甘くて透明な液体がしみだして頭の中を包んでくれる。
あったかくてぐにゃぐにゃしてふわふわする。
そんな感じがした。
でも、残念だけど、どうやってそこに行ったのかはよく覚えてない。
ただ長い点滅の後、気がついたらそこにいた。
だから、あれは夢だったんじゃないかなあって今はちょっと思う。
その夢がすごくよかったから今も覚えてるってだけで。

まあ、でもね、夢でもいいやって思ってたんだ。
だって、もしかしたら一生に一度もそんなところには行けないなんてこともあるかもしれないもんね。
憂はそんなところ行ったことないって言ってた。
おねーちゃんは昔から絵本とか好きだったからだよって。
しかもさ、わたしはあそこでもうちょっとすごいことまでしてのけたのだ。
つまりね、魔法使いになったんだよ。




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