過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」ゆみ「その14だな」【鶴賀】
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864: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/11/06(火) 23:03:21.06 ID:dRsTjM110
22→23(雑誌購買より)
>>857上昇率は低くなってますけどね。ただお仕事中は参加出来ないです


京太郎「……」

まだ少し見慣れぬこの町並みを知った顔して歩く。

……うん、おおよその地形は覚えている、ただそういう裏通りとかをほとんど覚えていないだけだ。

しかし、ヤクザさんに懇切丁寧に教えてもらったので、大丈夫だ。

京太郎「……」

薄暗い、狭い道をうねうねと曲がりながら歩く。

ええと、ここは左で次に右で――。

――そうして歩いているうちに繁華街の喧騒は消え、あたりを照らすのはわずかばかりの電灯のみ。

……本当に裏世界みたいだ、と暢気に呟いた。

京太郎「……っと」

最後に、ここを曲がり――。

ヤクザ「よ」

――ヤクザさんが出迎えてくれた。

ヤクザ「本当に来たんだな」

京太郎「だって、来るっていっちゃいましたし」

京太郎「来なかったら来るつもりでしたでしょう?」

ヤクザ「そんなことねぇよ……俺達って基本的には優しいんだぜ?」

ヤクザ「ある例外に対して以外は」

京太郎「……」

ヤクザ「はっ、信用ならねぇって顔してるな」

京太郎「仕方ないでしょう、信用で気無いんですから」

ヤクザ「ちげぇねぇ」

ヤクザ「……とりあえず入れよ、中で説明してやる」

京太郎「……はい」

ポン、と肩を叩かれる。

そのまるで親しげな友人にするような行動は、逆に俺をこの場に縛り付けたような気がした。


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