過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」ゆみ「その14だな」【鶴賀】
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941: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/11/07(水) 00:15:50.83 ID:yQJugfQI0
京太郎「実は咲が俺の理想の女性像と一致しているって気がついたんだ……っと」

『京ちゃんってえっと……その……』

『……む、胸が大きい人が好みだったじゃなかったでしょうか?』

10秒も立たないうちに嘘がばれていた。

ううむ、それはそれでつまらない、もう少し続けてみよう。

京太郎「や、確かに身体的特徴はそうだけどな、性格的にはやっぱり咲みたいなのが一番かなって……っと」

『え……えぇ……?』

『あ、あのさ、京ちゃん。いくら私でもそれくらいの嘘はわかるよ?』

京太郎「いやいや、そんなことないぜ……っと」

『そんなことないことないって』

『……ほら、私ってさ』

『本が好きな、引っ込み思案の、陰キャラだから』

『皆の目に留まらないような、留まったとしても無視されるような存在だから』

京太郎「……」

……彼女は何を言っているのだろうか。

あれほど明るく笑う彼女が。

あれほど楽しそうに話す彼女が。

何をどうしたら陰キャラになるんだ。

京太郎「何言ってんだバーカ」

京太郎「お前は、読書が好きな、おとなしそうにみえて活発で、優しく、明るい」

京太郎「いたって普通の……いや、普通以上の文学少女だよ……っと」

思わず、感情のままに文章を書きなぐる。

『……あはは、結局私が一番じゃないんだね』

京太郎「……あ」

普通以上。

その言葉は確かに理想像とは遠く離れていた。

京太郎「……ふ、富士山以上と書こうとしたら手がすべって……っと」

『いくらなんでも無理があるよ!?』

京太郎「……ま、でも咲は魅力的だと思うぜ」

そう思ったのは本当だ。

だからこそ俺は今でだってこうして咲とメールをしているんだから。

京太郎「第一、自分の理想に近いほうが気持ち悪いっつの……っと」

『あはは、それもそうかもしれないけど』

『……ね、なんで京ちゃん、今日はそんなに褒めてくれるの?』

『京ちゃんの本気と嘘の垣根がたまにわからないんだもん』

『……そのままの意味に、受け取っちゃうけど、いいのかな?』

京太郎「……」

……それはいったいどの言葉に対してだろうか。



1、ああ、当然だろ、どうして嘘をつく必要があるんだ。
2、……まあ、確かに理想像……っつーのは嘘だけどさ
>>945


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