過去ログ - 【咲:安価】京太郎「……家が無い」ゆみ「その14だな」【鶴賀】
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959: ◆tXdh2WZ0lM[saga]
2012/11/07(水) 00:35:25.44 ID:yQJugfQI0
『……ん、楽しかった!』

『ってわわ! 京ちゃん、もう二時だよ!』

京太郎「……俺達何をやってたんだろうな?……っと」

『楽しさを買っていたんだね!』

京太郎「そんな宝くじみたいにいうなよ!?」

京太郎「……というか、金はかかってないし!……っと」

『通信料……』

京太郎「パケ放題だっつの!……っと」

『あ、まあそれもそっか』

京太郎「くぁ……」

しかし眠い。

夢中になって話していたとはいえ……随分遅くまで起きていたなぁ。

京太郎「……ん、そろそろ解散するか……っと」

『そだねー。明日も学校あるし』

『……学校、かぁ』

京太郎「……」

どうしてそんな風にわざわざ文面に気になることを残すのか。

京太郎「……学校だな」

京太郎「やっぱり憂鬱だよな、授業とか面倒だし……っと」

きっとこういう意味じゃないんだろうけど。

『あはは、やっぱそうだよねー』

『でもさ、学校ってそれ以外の場所でも楽しむものでしょ?』

『京ちゃんは学校楽しい?』

京太郎「……」

モモの顔が真っ先に思い浮かび、次に麻雀部の面々が、そして同じクラス……ひいてはすれ違った人の顔などが思い浮かぶ。

京太郎「ああ、楽しいよ……っと」

俺はそうすぐに返した。

「咲は」とは聞けなかった。

『……そっか』

『あはは、私も鶴賀にいってみたいな』

京太郎「……」

『それじゃ、お休み』

どう返せばいいのか、塾こうしていた俺を泊めるように、もう一通メールが来る。

お休みのメール。

……きっと、これ以上は話さない、という意思表示。

京太郎「……お休み……っと」

だから俺は同じように返した。

返事は返ってこず、俺は布団の中に潜るのだった。


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