57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2012/11/19(月) 11:03:39.45 ID:n66G9DXn0
れいか「なおも、誰かの笑顔を見ているのかしら?」
なお「ぅえ!? いや、さすがにそれだけじゃないけど」
れいか「じゃあ、どんなことを見ているの?」
なお「その子はね、とっても頑張り屋さんで、たまにちょっとずれてるけど芯の強い子でね。自分のことにとっても真剣なんだ。なんだか、ああいう姿見てると私も負けられないなぁって思って……いつの間にか、その子ばっかり見てるようになってたんだ」
頑張り屋さん……芯の強い人。というと私たちの周りには当てはまる人ばかりですね。まさか、なおもみゆきさんのことを……?
そう思ったとき、また胸に痛みが走りました。
なお「れいかも同じだよ」
れいか「え?」
なお「れいかもみゆきちゃんのことをいつの間にか、本当に気づかない内に見てるようになったんだよね」
れいか「ええ、そうね……」
なお「私の話はとにかくね、普通じゃないのは女の子が男の子にチョコ渡して嫉妬してるのがおかしいの」
れいか「私、嫉妬なんて……」
いえ、しています……あの時の痛みがそうなのだとしたら今も……。
れいか「なお、ごめんなさい」
なお「いきなりどうしたの? 何か謝られることないと思うけど」
れいか「私、なおの話を聞いていてなおの見ている人がみゆきさんだったらと考えたら胸が痛くて……これが嫉妬という感情なのね……ごめんなさい、なお。でも私は」
なお「ああ、そういう……私は気にしてないよ。むしろれいかが自分の気持ちに気付けてよかったと思う」
れいか「怒ってないの?」
なお「うん。れいかの手助けになったんならむしろよかった」
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