67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/16(日) 00:17:37.40 ID:ws3PgAhm0
春休み……すべてが終わり、すべてが始まる季節に私は……。
気持ちを落ち着けるために昨年度の復習をしていましたが、それも終わりついにするべきことが無くなりました。
プリキュアの使命を果たした私たちの足並みは、何となく揃わなくなってしまいました。
合わせようと思えば出来るはずなのに……簡単なことが出来ません。
私たちの1年の絆がそんな簡単に崩れることがあるとは思いません。
そんなはずは……ありません。
きっと、多分そうだと、私は信じています。
弱気になってはいけません。
そう、もう一度会いましょう。そうすればまた昔のようにみんなで会えるはずです。
しかし、それはとても難しいことになってしまったのです……。
どういうわけか、全員が同じ日に会うことができないなんて。
失意の内に私は、秘密図書館へと足を踏み入れていました。
あの時の姿をそのままに、寂しそうな空間になっていました。
主を失い、いずれは忘れられ、捨てられる運命にあると知れば……受け止められるのでしょうか?
普段私が座っていた場所ではなく、みゆきさんがよく好んで座っていた場所に腰を下ろし彼女が見ていたかもしれない風景を目に焼き付けました。
何を想い、何を見ていたのでしょう。
ここからは、全員が視界に入ります。
みゆきさんはきっと、みんなの姿が見えるこの場所が大好きだったのでしょう。
ここにいると、みゆきさんを身近に感じるようです。
そんなはずはないのに……こんなことをして、私は未練がましいのですね。
まだ自分の気持ちにはっきりとした名前も付けていないというのに……。
もう一度、会えばわかるのでしょうか?
この気持ちと向き合いたい……でも、怖い。
未だに決着のつかない気持ちにやきもきし、考えをあれこれと巡らしていると何故だかとても眠くなり、いけない、いけないと思っているのに……瞼が……落ちてしまう……。
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