過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.14
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959:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/12(金) 15:45:33.96 ID:5NxbhWJv0
「すみませんお兄さん、遅れてしまいまして」
そういってあやせは小走りにこちらに駆け寄ってくる。
アウターは真っ白なダッフルコート、
下は膝丈の真赤なプリーツスカートに黒のニーハイのレースアップブーツ。
首元には上品なライトグレーのマフラー。
雑誌から飛び出したような可憐な姿だ、まあ本当にモデルなんだが。

「いや、待ち合わせ時間には間に合ってるよ」
「それでもお兄さんをお待たせしてしまったことには変わりありません」

その理論でいくと、あやせは待ち合わせ時間に関係なく俺より早く着いてないといけないんだよな。
俺があやせより遅れたら…考えただけで背筋が凍っちまうぜ。

「それにしても、待ち合わせ場所はなんでここなんですか。他の場所でもよかったのに」
この公園のすぐ裏には交番がある。
あやせは俺のことを『近親相姦上等の変態鬼畜兄貴』と思い込もうとしていた。
けど今はもうそうじゃないことを知っている。
だから、あやせは交番が近くにないところでもよかった、と言っているのだろう。

「いや、そうだけどよ。けど、俺たちと言ったら『ここ』だろ」
「ふふ、確かにそうですね」

あやせは懐かしむように公園を見渡す。
俺もあやせに倣って公園を見る。
『妹が、大ッッ…好きだぁぁぁぁぁぁぁーっ!』
と言ったせいで近親相姦上等野郎になったのもこの場所だったよな…諸悪の根源だな。
今さらながらもっと雰囲気のいい場所にしとけばよかった。


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