過去ログ - 咲「京ちゃん……」京太郎「……」
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2012/11/20(火) 22:27:42.46 ID:47AK1IiAO
翌日。時刻は午前９時をまわる。
俺が惰眠を貪っているとインターホンが来客を知らせる。
日曜くらい眠らせてくれよ。
そう心の中で愚痴り、目をこすりながらもドアを開けると、咲が居た。
「おはよっ」
咲は何故かおしゃれをしていた。
だが、化粧が厚すぎて、歌舞伎役者か鈴木その子のようで。
思わず吹き出してしまった。
「むっ……なにさ？」
顔をしかめて、咲が問いかける。
「お前な、その顔はなんだよ？」
「すごいでしょ！ 頑張って化粧したんだよ！」
確かに凄い。ただし、悪い意味だが。
「うんうん凄い。だから洗面所で落としてこうな」
こうも真っ白だと注目を浴びて赤っ恥をかくのは咲だろう。
だから、俺は老婆心でそう忠告した。
洗面所に行った咲が、驚愕の悲鳴をあげていた。
……化粧するときに、鏡は見なかったのか？
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