過去ログ - キュゥべえ「ハートレスマンション?」
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124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/25(火) 22:48:07.15 ID:hJgcoRq/0





QB「・・・」

カンナ「そーいうわけだ、今自分で見直してみるとどれだけトチ狂っていたかがわかるよ」

QB「人間は・・・いや生物は。自分と同種の生死に関してはとても積極的に関心を持つけれど」

QB「自分と違う種になった途端、無関心になってしまうんだね」

カンナ「そうだね、私はそう思ってた」

 カンナは僕の隣に座り込んだ。

カンナ「私が復讐に狂ったこと、今までの人としての生活がどうでもよくなったこと。その全ては自分が世界で1人きりだと思い込むことから始まった」

カンナ「でも、全ては私の思い込みだった」

QB「・・・そうだね」

 僕は上の方を向いて語りかける。

QB「たとえ種が違えど、存在が異なれど。互いに信じあえることができれば、相手にとって特別な存在になることができる。
    むしろその存在の異なった者同士が信じあえるということが、特別な存在になれるということがとても幸せなことなんだ」

QB「僕は、そう思っているよ」

カンナ「・・・そうか」

 カンナは目を瞑って、呟いた。

カンナ「私が人かどうかなんて問題じゃなかった。自分の存在を、感情を疑ったその時から、私の呪いは始まったんだ」

QB「・・・カンナ」



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