過去ログ - まどか「この世でたった一人の、魔法少女に…なっちゃった…」
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30:ひな助 ◆Ui8SfUmIUc[saga]
2012/11/12(月) 22:18:42.83 ID:WMD4dyeq0


さやか「しっかし…まどか遅いな〜」

さやかの心配そうな声で、私の意識が戻される。

たしかに、まどかが遅い。
志筑仁美は、委員会の関係で今日は一緒に登校しないらしい。
志筑仁美とさやかの関係は、私が口を出してはいけない領域である。
だから私は彼女たち、すなわち上条恭介のことに関しては一切何も知らないのである。
まあ、それで別段不便になることはないだろう。
私が上条恭介を好きになることは、天変地異が起こっても有り得ないのだから。

さやか「ほむらもなんか知らないー?」

「特には…。昨日のお茶会では元気そうにしていたのにね」

さやか「あ!昨日のお茶会といえばさ、ほむら大丈夫?」

「えぇ。ぐっすり眠ったから、もう疲れもとれたわ」

さやか「よかったよかったー!いきなり魔法少女とか言い出すからさ、
    勉強のし過ぎでおかしくなっちゃったかと思っちゃったよー」

「あ、朝に変な夢を見たのよ。私たちが魔法少女で、毎日町の平和を守る正義の味方」

若干頬がひきつる。
本気で討論するわけにもいかないから、ここは寝惚けていたで突き通すしかないのだ。
他ならぬ私が、魔法少女という過去を幻想にしてしまいたいのかもしれないが。

さやか「さやかちゃんがこの見滝原の平和を守っちゃいますからねー?ってか」

けらけら、とさやかは笑う。
いつかの時間軸で、同じような言葉を彼女は言っていたような気がする。



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