過去ログ - 見習い魔法使いのいつもと違う一日
1- 20
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/08(木) 21:07:02.51 ID:5Z7LdFTAo

 そんなリリーの様子を見かねてか、ルークは明るい声を上げた。
 でもまあだいぶ無理して出してる感はある。
「まあまだ諦めるには早いぜ。大きい町だからな、回ってない店がいくらでもあんだろ」
「うん……」

 ルークはリリーの手をさっと掴むと、軽快に歩きだした。
「もし月王草がなくてもよ、まだ他に手はあるんじゃねえの?」
「例えば?」
「例えば……そうな。俺だったら牛乳飲めば元気になるぜ。飲ませろよ、猫に」
「タビはミルク嫌いなの」
「う。そうか。だったら――」

 周りで楽しそうに遊んでいたら羨ましくて元気になるかも。
 とりあえず天日干ししてみるとか。
 あとは執念深くぐるりを踊り歩けば不思議パワーで猫元気。

 次々出てくる少年の案を一つ一つ拾い上げていけば、もしかしたら一個くらいは当たりがあったかもしれないけれど。
 その時リリーが考えていたのは別のことだった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
72Res/41.25 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice