過去ログ - 見習い魔法使いのいつもと違う一日
1- 20
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/08(木) 21:08:00.55 ID:5Z7LdFTAo

「そんなのがあるならわざわざ月王草なんてけったいなもん探さなくてもいいじゃんか」
「でもその本がどこにあるのか分からないし、師匠は絶対使っちゃだめだって言ってたし」
 それに、と思い出す。その魔法はとても危険なものらしいのだ。
 死んしまった者を死の国から取り返すには、それと同じくらい大事なものを渡さなくてはならないと聞いた。
 取り返したことが無意味になってしまうくらい大事なものだ。

「やっぱり無理かな」
「そうか?」
「うん。別の方法を探そ」

 話しながらも歩き続けていたので景色は変わっていた。
 先ほどとは違う広場だ。ここにもいくつか露店が並んでいる。

「ここはどうかなあ」
 ぐるりと見渡す。
 すると視界の端にちらりと引っかかるものがあった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
72Res/41.25 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice