過去ログ - 見習い魔法使いのいつもと違う一日
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57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/09(金) 21:01:12.43 ID:iX4/EhmQo

 ルークの部屋に戻ると、火の入った暖炉の前の椅子に、師匠が座っていた。
 治療はひと段落したらしい。本を抱えたまま息を切らしているリリーを見て、「やあ」と手を上げた。
「お帰り」

 リリーは黙って玄関口に立っていた。
 師匠は暖炉の火の方に視線を戻すと静かに言う。
「こっちに来て座りなさい」

 リリーはしばらく俯いていたが、師匠の言葉に従って、暖炉の前の椅子に座った。
 師匠はそのまま黙っていたが、やがて口を開いた。
「死者の蘇生について記した本だね」
「……はい」
「それをどうするつもりなのかな」



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