過去ログ - ヴェント「ちょぉ〜っとダケ、おねーさんを匿ってくれるカナ?」
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413:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/01(水) 22:30:31.75 ID:cFFZFjEj0


:路地裏


塗装されたコンクリートが剥げ落ち、強化鉄筋が丸見えになっている。
黒々とした砂利が辺りを覆い尽くし、見えるのは砂塵のように飛ぶ灰だけ。


ヴェント「……」


それが、彼女が見た景色の第一印象だった。


ヴェント「(…………え?)」


手がある。足もある。瞬きをする。思考できる。
自身が行う一挙手一投足が不思議に思える。


彼女の頭を埋め尽くしているのは、1つの疑問。
『なぜ、生きている?』


ヴェント「……………」


ただ。
奇跡のようにも思える現状をもたらした疑問の答えは、すぐに理解できた。


上条「…………」


ヴェント「…………っ」





無造作なツンツン頭で、服装は焦げ付いたTシャツとベージュ色のチノパンツ。
一見何処にでもいるような、そんな男が、目の前にいたからだ。





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