50:勇者ssマン
2012/11/06(火) 06:45:09.04 ID:uldnfIBi0
勇者「亡霊って、それおとぎ話じゃないか」
妖学「おとぎ話?」
勇者「あるよな賢者?おとぎ話で」
賢者「はい」
賢者「死んだ王の亡霊が民を苦しめる話、『鬼這神話』です」
勇者「ああ、それだ」
妖学「それは知りませんが、近い話です」
賢者「はい、この神話はかの『集団狂気』が元になってます」
勇者「あ、そうなのか!」
妖学「つまり、一連の事件はすべて初代魔王の亡霊の仕業ではと・・!」
賢者「亡霊の、仕業・・」
勇者「お化けってことか・・怖いな」
妖学「亡霊が次々と人に乗り移り、狂気などを引き起こした・・」
妖学「そして今の王がおかしくなったのも・・亡霊が・・!」
賢者「・・!」
勇者「!」
勇者「おい!それって・・!」
賢者「もし今の王に亡霊が乗り移っていて、その意思を持っているなら」
賢者「自分の正体を隠すために、本を・・処分した」
妖学「はい」
勇者「・・でも、亡霊って、流石にな?」
賢者「・・・」
勇者「おとぎ話の中の話だから、そんな訳は・・」
賢者「ですが彼の話だと色々つじつまが合いますよ、面白いです」
勇者「う〜ん・・そっかな」
妖学「こんなことみなさんにしか言えないんです」
妖学「きっと、みなさんがこの村に来たのも、何かの縁なんです!」
勇者「うん、でも亡霊だったとしてどうするんだ?」
妖学「え?」
勇者「その・・お祓いみたいなことってできるのか?」
賢者「まあそのあたりはこれから詳しく考えればいいでしょう」スッ
賢者「少なくとも急に歴史書が発禁されるのはおかしいです」
妖学「・・・」
賢者「しばらく様子を見ましょう、詳しくは大会が終わってから・・」
「おやおや、こんな所で何をしてるんだね」
賢者「!!」
勇者「!」
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