過去ログ - 【安価】京太郎「俺がコピペを使って女の子と仲良くなる?」【咲】
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/07(水) 01:30:36.50 ID:ZX1ZnDHDO
高校二年の秋の新人戦決勝

先鋒の淡がなんとかトップを奪うものの、後続の選手が大量失点で崩壊。トップの清澄と10万点差の惨敗で四位に終わった。
応援席に響くため息。どこからか聞こえる「名門白糸台も終わりか…」という声。
無言で選手が引き上げる中、この夏から主将に任命された淡は一人涙を流していた。
二年前に手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼出来るチームメイト………
それを今の白糸台で得ることは殆ど不可能と言っても良かった。「どうすればいいの…」淡は悔し涙を流し続けた。

どれくらい経っただろうか、淡はハッと目を覚ました。どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ。控え室の冷たいソファの感覚が現実に引き戻した。「早く帰って練習しなきゃ…」淡は苦笑いしながら呟いた。立ち上がって伸びをしたとき淡はふと気付いた。
「あれ……?テレビ付いてる……?」そのテレビには熱狂的な応援をする白糸台のファンや生徒の姿が映し出されていた。
「淡ちゃん…出番だよ…」声のほうを振り返った淡は目を疑った。
「た………たかみー?」
「どうしたの淡?」
「て、テルーはプロに行ったんじゃ…」
「おいおい照を勝手にプロにするな。寝ぼけてるのか?」
「菫…」
淡はパニックになりながらテーブル上のオーダー表を見た。
先鋒:宮永照 次鋒:弘世菫 中堅:渋谷尭深 副将:亦野誠子 大将:大星淡

暫時、唖然としていた淡だったが全てを理解した時彼女の心には雲一つ無かった。
「勝てる……勝てるんだ!!」
多くの声援を受けて卓へと向かう淡。その目に写る涙は悔しさとは無縁のものだった……

翌日、控え室で冷たくなっている淡が発見され、村田と吉村は病院で息を引き取った


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