過去ログ - 【安価】京太郎「俺がコピペを使って女の子と仲良くなる?」【咲】
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410:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2012/11/19(月) 01:01:34.11 ID:Sn5syqqzo
安価も付け忘れたし次こそ

>>389

奈良県、某会場で行われた奈良県団体予選
先鋒のエース小走がまさかのわずか+15000、そのあとのメンバーもデータがない阿知賀に翻弄され晩成高校は初戦敗退だった
会場に響くOGのため息、どこからか聞こえる「すごいな阿知賀、どうやったんだ」の声
無言で帰り始める選手達の中、晩成高校の部長小走は独りベンチで泣いていた
去年まで積み上げてきた記録、伝統、責任、そして何より今年で最後となるこのメンバーでの団体戦・・・
それが今の晩成で終わってしまった
「どうすりゃいいんだ・・・」小走は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、小走ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って次代への引き継ぎと個人戦の準備をしなくちゃな」小走は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、小走はふと気付いた
「あれ・・・?会場にOGがいる・・・?」
ベンチから飛び出した小走が目にしたのは、会場全てを埋めつくさんばかりのOGだった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように晩成高校の校歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする小走の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「やえ、先鋒はもう時間だ、早く行ってこい」声の方に振り返った小走は目を疑った
「良子?」  「どうしたのやえちゃん、居眠りでもしてたの?」
「日菜ちゃん?」  「なんですかやえ先輩、寝ぼけてないでバシッと決めてきてくださいよ」
「由華・・・」  小走は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
奈良大会決勝出場校: 晩成 ○○ ×× △△
暫時、唖然としていた小走だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「やれる・・・まだやれるんだ!」
初瀬からリボンを受け取り、決勝会場へ全力疾走する小走、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、須賀家で眠っている小走が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った


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