過去ログ - 【安価】京太郎「俺がコピペを使って女の子と仲良くなる?」【咲】
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609: ◆RfDaOEu7Us
2012/11/27(火) 00:37:10.06 ID:b/Cy5DYoo


それから十年経って、あのことも忘れがちになったとき、洒落にならない後日
談、いや、まだ終わっていないんだ。

「八尺様を封じている地蔵様が誰かに壊されてしまった。それもお前の家に通
じる道のものが」

と、ばあちゃんから電話があった。
(じいちゃんは二年前に亡くなっていて、当然ながら葬式にも行かせてもらえ
なかった。じいちゃんも起き上がれなくなってからは絶対来させるなと言って
いたという)

ばあちゃんの電話を終えた俺は悪寒を感じ、
彼の神社の番号を聞いていたのですぐさま巴さんへ電話した。
だけど、電話に出た住職によると、巴さんは今外出中だという。
俺の名前を出すと、相手は何か知っているのか、簡単に携帯電話の番号を教えてくれた。
すぐに電話を繋ぐと、
「えぇ、わかっているわ。今、あなたの家に向かっているところ」
と巴さんは答えた。
その声は、八尺様の恐怖に震えている俺が、さらに恐怖するほど、怖かった。
ふと、巴さんから貰ったお守り(テレビの横に飾ってある)を見ると、
糸が黒ずんで解け、ボロボロと崩れ落ちていく。
「私が行くまで、家から出ないでね」
巴さんはそう言って、電話を切る。
その声には、ある種の決意が込められているような気がした。

怖い。俺は玄関から響く懐かしい声を聞きながら、そう思った。「ぼっちじゃないよー。京太郎のことおっかけるよー・・・」


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