84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/20(木) 17:37:00.89 ID:S88rtbuIO
まだかなー
85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/21(金) 12:51:59.90 ID:1bkPFIvzo
13-2やってるんじゃね
86: ◆Tou2G.k9G331[sage ]
2012/12/27(木) 22:13:25.37 ID:zWImgrz80
遅くなりました、ホントすみません。
>>83
たしかに前作よりは面白かったです。
でもあのEDは無いと思います。
87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/27(木) 22:20:55.32 ID:zWImgrz80
「ねえ、いつもよりボーッとしてない?」
88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/27(木) 22:27:26.22 ID:zWImgrz80
就寝前、私は夕べに起きた出来事の顛末をフィリアに語った。
卓上の燭台には、だいぶ短くなった蜜蝋が頼りなげに灯り、私たちを光りの繭で包むように照らしていた。
フィリアは私の向かいの席に座って、神妙な面持ちで私の話に耳を傾けている。
89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/27(木) 22:37:29.06 ID:zWImgrz80
「――それで良いのですか?」
彼女は神妙な顔で問う。
子を諭す母親のような声音だった。
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/27(木) 22:45:47.32 ID:zWImgrz80
「そもそも、貴方様は御自身の罪とやらを正確に把握なさっておいでですか?
私にはそう見えないのですけれど」
馬鹿な、と私は言葉を漏らす。
91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/27(木) 22:48:12.51 ID:zWImgrz80
私は己の掌を眺めた。
巻き付くような紅い斑紋は胴のものに比べて細い。
千と一人の女の血によって生み出される呪術。
原罪よりも重い私が背負わなければいけない罪。
92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/27(木) 23:05:33.48 ID:zWImgrz80
部屋に戻り、寝台に潜りこんだが、眠気は訪れない。
93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/27(木) 23:11:56.36 ID:zWImgrz80
そして、あの娘の壊れたような笑顔を脳裡に浮かべる。
どのような感情が彼女をあのようにしたのだろうか。
決して憎しみだけでは無いはずだ。
94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/27(木) 23:25:42.37 ID:zWImgrz80
外は月と星が出ているため屋外よりは幾分明るかった。
それでも眼を凝らしてようやく物体の輪郭を捉えられる程度である。
私は離れの小屋に向かう。そこに娘がいるはずだ。
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