過去ログ - 《モバマス》P「(今日は社長と一緒に営業か…)」
1- 20
1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 21:46:33.82 ID:jEN90kop0
初SSを投下してみる。お手柔らかにお願いします

事務所

ガチャッ

P「おはようございます」

ちひろ「おはようございます!」

社長「おはよう、P君」

P「(この寂しさ…。つい昔を思い出してしまうな)」

P「…考えてみればこうやって朝から事務所に来るのは久し振りですね」

ちひろ「最近は朝から営業にスカウトに出突っ張りでしたからね〜。あ、私お茶淹れてきますね」ガタッ

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 21:51:31.47 ID:jEN90kop0
社長「P君、今日の予定だが…」

P「あー、営業ですよね。社長と一緒に行くとは珍しい事もあるものです」

社長「うむ。もともと私は1人で行くつもりだったのだが」
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 21:56:23.00 ID:jEN90kop0
P「…もう過去の話ですよ。それに、俺が良かった点を強いて挙げるとしたら…」

P「…運、ぐらいなものでしょうね」

P「ですから、今同じようなシチュエーションに自分が置かれても、できない自信があります」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 22:01:07.16 ID:jEN90kop0
ちひろ「現状では難しいでしょうね。はい、お茶どうぞ」

P「ありがとう。(ズズッ)…資金面もそうですが、やはり信用ですね。一応、方々に働きかけて根も葉もない噂は払拭したつもりですが」

P「それでもネットを中心に根強く悪評は残っていますから。本来この所為にはしたくないのですが、影響が無いと言えば嘘になります」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 22:05:39.05 ID:jEN90kop0
P「あ、今更社長にとやかく言うつもりは毛頭ありませんよ。そうだったらここまで付いてくる筈ないじゃないですか」

P「そうではなくて、今俺たちにできるのは地道な活動であること、それを確認したまでです」

P「…ちひろまで巻き込んでしまったのは申し訳なかったけど(チラッ」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 22:10:22.88 ID:jEN90kop0
社長「いや、そんなことはない。千川君がいなかったならば、この短期間でここまでは再建できなかっただろう。感謝してもしきれないぐらいだ」

ちひろ「社長、おだてても何も出ませんよ?」

P「今俺がスカウトにある程度専念できているのも、ちひろが事務方や商談を引き受けてくれているお陰だよ。ありがとう、ちひろ」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 22:15:16.43 ID:jEN90kop0
車内

P「すみません、社長に運転させてしまって」

社長「構わぬよ。今はドライバーを雇う余裕も無いのでね。運転ぐらいするさ」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 22:20:10.00 ID:jEN90kop0
P「(ゴクッ)…、失礼しました。ちょっと想像だにしなかった名前が出てきたもので」

社長「いや、君が驚くのも無理はない。これまでと比べて遥かに大きな相手だ」

社長「今や水瀬グループとも比肩すると言われる、西園寺グループの当主なのだからね」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 22:25:19.29 ID:jEN90kop0
P「そんな相手との商談に俺が…。完全に場違いじゃないですか」

P「何で先方は俺を呼んだんですかね?」

社長「実際に現場を指揮する君と、直接会ってみたいと言っていたそうだが」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 22:30:07.71 ID:jEN90kop0
社長「うむ。…千川君か。一体彼女は何者なんだい?」

P「何者って…前にも話した通り、古くからの知り合いですよ」

社長「いや、そういう意味ではない。あの若さに関わらず、彼女の商才は群を抜いている」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 22:35:08.58 ID:jEN90kop0
P「…浅い関係、と言っては嘘になりますけど、俺の勧誘だけで彼女を引き抜けるほどとは思いません」

P「彼女なりの事情があって、俺の誘いに乗ってくれたんでしょう」

社長「ふむ…。優秀な人材が雇えたのは嬉しいが、どうもそこの所が引っ掛かってね」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 22:40:04.19 ID:jEN90kop0
西園寺物産本社ビル

ガチャリ

秘書「西園寺はこちらで待っています。中へどうぞ」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 22:45:09.29 ID:jEN90kop0
西園寺「初めまして。西園寺と申します」

社長「初めまして。本日はお時間をとって頂きありがとうございます。社長の高木です」

P「高木の下でプロデューサーをしているPと申します。よろしくお願い致します」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 22:50:17.65 ID:jEN90kop0
P「(商談が始まったか。どうせ今までの営業と同じ事を言うだけだろうし)」

P「(ここは社長に任せて、もし話しかけられたら適当に相槌を打つくらいでいいだろう)」

P「(それにしてもさすがは社長、流れるような弁舌だ)」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 22:55:10.30 ID:jEN90kop0
………

西園寺「お話はわかりました」

P「(…終わったか。さあ、どう出る?)」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 23:00:17.00 ID:jEN90kop0
社長「なるほど…、その条件とは?」

西園寺「…Pさん。あなたはかつて何人ものアイドルをプロデュースし、尽くトップアイドルに仕立てたとか」

P「(うわっ、俺に話題を振るのかよ!?)…えーと、彼女たちが頑張ってくれたお陰ですよ」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 23:05:11.13 ID:jEN90kop0
西園寺「来たか」

西園寺「琴歌、まずお客様にご挨拶なさい」

琴歌「えっ、えっと…はじめまして。私、西園寺琴歌と申します。以後お見知りおきをよろしくお願い致します」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 23:10:10.07 ID:jEN90kop0
西園寺「手前味噌だが、琴歌はそこら辺の娘に負けない器量を持っていると思っています」

西園寺「失礼ながら、あなた方のプロダクションは未だ再建中…人員は多いに越したことはないでしょう」

P「…そうですね(チラリ」
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 23:15:16.20 ID:jEN90kop0
P「…お断りします」

西園寺「何!?」

P「申し訳ございませんが、琴歌さんをプロデュースすることはできません」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 23:20:13.21 ID:jEN90kop0
P「端的に言えば、この状況だよ」

P「この協議の都合上、俺のプロダクションが西園寺グループに依存する関係になることは間違いない」

P「ということは、琴歌さんがアイドルになっても、遅かれ早かれ一種の縁故入社であることは知られることになる」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/11/07(水) 23:25:21.67 ID:jEN90kop0
琴歌「そう…、ですか…」

P「…」

西園寺「…フフッ」
以下略



60Res/31.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice