過去ログ - 禁書「とある幸福の上条当麻、はっじまるよー」上条「ウソつけ!」
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(福岡県)
[sage saga]
2012/11/08(木) 23:01:15.43 ID:HS5R5AFr0
イギリスのとある場所、質素ながらも清潔な部屋の簡素なベッドの上で、一人の男が最期のときを迎えようとしていた。
上条当麻――かつて起きた科学と魔術の騒乱を収めた英雄。その英雄の命脈が今まさに尽きようとしていた。
禁書「とうま……」
上条「ああ、インデックス……。いよいよ私も主の下へ召されるようだ」
悲しげに寄り添うインデックスに、上条は微笑みかける。二人の顔には深いしわがいくつも刻まれており
重ねてきた年月の長さをうかがわせる。そう、二人は長年連れ添ってきた夫婦なのだ。
上条「本当は私がお前を見取るつもりだったのだが、ハハ、人生思うようにはいかないものだな」
禁書「そんなのダメだよ。私が居なくなったら とうまは若い子に浮気するでしょう?」
上条「…………」
禁書「とうま、返事がないんだよ」
上条「嘘は吐きたくないんだ。察して欲しい」
禁書「えっと、死者の魂を拘束する術式は……」
上条「こ、こらっ! 死は万物に等しく許された救いだろう!? 死して尚 私を束縛するつもりか!」
冗談のようなやりとりだが、上条は真剣に恐れていた。インデックスは極度のヤキモチ焼きで独占欲の塊なのだ。
イギリス清教の最大主教、それが彼女の肩書きで多くの信徒から尊敬を集める聖女であり十万三千冊を統べる最強の魔神でもあった。
だがそんなのは上条にとって些細な事だった。彼が最も頭を悩ませたのは、インデックスの信仰心の篤さだ。
有体に言えば、彼女は神に操を立てている。
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